2011年03月30日

フォックスと呼ばれた男



戦記モノは小説にしろ、映画にしろ、取材をもとに書かれているのでその兵軍を率いる将の生々しい心理が描かれていますよね。

太平洋戦争の記録は、アメリカ軍・日本軍問わずリーダーのあり方が浮き彫りにされます。

第二次世界大戦末期、激戦が繰り広げられたサイパン島でわずか47人の兵で4万人以上ものアメリカ軍を巧みな戦略で翻弄し、敵陣から「フォックス」と呼ばれた日本陸軍の大場栄大尉。

タッポーチョ山を拠点とした大場とその部隊が、ポツダム宣言受諾以降もその事実を知らずに戦い続け、日本の退避した民間人を守り抜くのです。

最近竹野内豊主演で映画化されたことでも話題になりましたよね。



日本の軍人は清廉さが高いというか、アメリカ軍を霧のように欺く巧妙さよりも民間人を何とか守り抜かなければという正義感のほうが強かったんだと思います。

大場が打った作戦がすごく秀逸だったわけではないんです。

兵をまとめる求心力は高かったと思われますが、そこは冷静な戦況分析に長けていたんでしょう。

大学や高校のクラブ活動でもありますよね。

少数精鋭 という方針で少ない構成員であっても強豪を薙ぎ倒せる力。

強豪の大学野球チームだと部員100人を越えたりすると思われがちですが、部員50人弱でも全日本選手権を制したりした地方大学もあります。

組織力というのは兵の多少に関係なく1人ひとりの役割がいかんなく発揮される形をなさないといけません。

その場面、場面で大場は急場を凌ごうとしたのではなく、的確なアメリカ軍の企てを翻す判断力があったのでしょう。

柔よく剛を制す、というか、ね。

そういやノーベル賞学者・湯川秀樹さんの言葉にもこういうのがあります。

「真実はいつも少数派である。」

少ない人員でもいかに大きな力を出させることができるか。

やたらとコスト削減や人材削減が謳われる企業界においても適材適所の用兵術は参考になるかも知れません。


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2011年03月26日

哲学者と社会学者の違い

私は哲学や思想を勉強するのが好きです。

高校3年生の頃、実際に母親とこんな会話をした覚えがあります。

母:「お前は大学で何をやりたいんだ?」

私:「哲学科か国文学科に進みたいなぁ」

母:「哲学? そんなもの学んで、卒業したら仕事何するんだぁ? そんなんで食っていけるのか?」

私:「だったら法律とか覚えるのイヤだし、経済とかも難しそうだし、社会学科にでも行こうかなぁ」

母:「社会学? それどんな学問なの?」



哲学者という職業が古来から存在しますが、そもそも哲学研究だけで食べていけた人ってどれくらいいるんでしょうね。

社会学者、法律家、経営者、大学教授、キリスト神学者などと兼務した人も多いですよね。

哲学者と社会学者って学問領域の境界線がよくわからないです。

あのイギリスの大哲学家・フランシス・ベーコンの言葉を出してみます。

「知は力なり。」

ベーコンが言いたかったのはまず、正しい知識を身につけなさいということ。

帰納法を提唱しただけあって、抽出したいくつかの事象に共通する事柄から結論を導き出す冷静さが必要だと思ったんでしょうね。

イギリス哲学を体系化するだけで大した労力だったでしょう。

その正しい知識は、いかなる先入観や外野の偏見に左右されてはいけません。

それらの知識を使いこなす術を身につけてこそ、自然界や自らの人生を支配できるという考えだったのです。

「知る」と「考える」はちょっと違うんです。

難しく考えやすい人は知識が邪魔になったりする時もあるんですよ。

情報の取捨選択が難しい、かつ偏見に心を躍らされてしまう人もいます。

だから国家観、社会観、家庭観も含めての哲学になると思うので、哲学と社会学って学ぶ内容が被るんじゃないですかね。

周りから「社会学科って何を学ぶの?」とよく聞かれましたが、必ず「社会の仕組みを学ぶところだよ」と抽象的に答えておきました。



最後にベーコンの言葉で好きな語がもう1つあるので紹介しておきます。

「人生は道路のようなものだ。

一番の近道は、大抵一番の悪路だ。」


これは納得でしょう。

成功へのプロセスを省いての成功や幸福はないということです。

そこへ行き着くための準備や勉強や努力を怠らない人でありたいものです。


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2011年03月23日

驕慢な態度で部下に接してはいけない

組織が停滞や膠着するパターンは色々な原因が絡むものですが、意外とリーダーの驕りにある部分も否めないんです。

功徳は驕りにより駄目になり、慎みは欲によって駄目になる。

いつも家来を罵れば、主人は必ず駄目になる。


これはチベット仏教一の学僧聖人と呼ばれたサキャ・パンディタの言葉です。

できて当たり前、何でこんなことができないのかと叱責するのはたやすいですが、そこに自分の驕りはないか冷静になって考えてみることです。



リーダーこそ組織の潤滑油だと思い込んでいても、実は当人の人望のなさや無謀な指揮官ぶりが部下の悪評を買っていて、停滞の要因になっていたとしても、それに気づいていない組織が多いこと多いこと。

逆にダメ上司も有能な部下に支えられていて組織が動いていると感謝しないといけません。

自分が若かった頃の成功談を振りかざすのは禁句だと思うんですよね。

今の仕事をどう取り組みやすくモチベーションアップさせるか。

昔ながらの上司って「上司はこうあるべき」という自分勝手な理想像をかざすばかりで、部下の成長を正当に評価したり褒めたりできないんですよ。

自分が部下だった頃に褒められた経験がないんでしょう。

いかに部下にリスペクトされるか、それは裏を返せばどんな態度で部下に接したら期待に応えてもらえるか想像していけばいいと思うんです。

生まれながらに無能な人はいないと思うんです。

高地位、高役職の人がヘタに権力を振りかざして驕るから部下は委縮するんですよ。

普通にこなせる仕事も変な恫喝を受けると失敗したりしやすいのです。

組織の問題点は常にオープンにして、上司と部下が共同で責任を負う形にしないといけません。

成功すれば上司の手柄、失敗すれば部下の責任。

これじゃあ部下はやる気を出せませんよ。

あと上司は後進に道を譲るつもりで部下を育てようとしなければいけません。

リーダーとしての本質を忘れかけているのは変なうぬぼれや自信過剰さがあるんでしょうね。

謙虚の中にも威厳があって、本当に部下想いの優しさも持ち合わせている懐の深い上司を目指さないといけないですよね。

日本の著名人に置き換えると理想の上司像って誰なんでしょうねぇ。

ノムさんとか星野さんとか原辰徳さんでしょうか。

財界では稲盛さん、政界では東国原さんあたりかな。

目標が明確で説明が丁寧であり、部下に色々と仕事を任せてくれる人。

部下の言動や思考を理解しようと努力する人。

そして驕ったような態度や雰囲気が一切滲み出ていない人。

こういう腹の据わったリーダーってなかなかなれるものではないでしょうけどね。


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2011年03月19日

震災で評価を上げた日本人

全世界が日本の大地震に衝撃を受けています。

特にアメリカや韓国など日本と親しい国のメディアが日本人の震災後の姿勢を高評価しているんです。

まずマグニチュード9.0の規模と被害に驚愕させられたわけです。

さらにハイチ地震など開発途上国に見られる震災被害に便乗した暴力や略奪がなかったこと。

アメリカ・ニューオリンズのハリケーンだって暴力と秩序の混乱による無法地帯と化したわけです。

色んな海外メディアのホームページの社説の中から、韓国紙の論調を一部抜粋してみます。

●沈痛な津波被害や原発危機を前にしても至って冷静に振る舞っている

●避難する小学生も死の恐怖を見せず教師の引率で安全な場所まで何時間も歩いて移動した

●電車やバスが運休してもサラリーマンは会社から救援物資を支給され、長時間徒歩で帰宅し、翌日いつものように普通に出勤

●被災の惨状を前に叫び出すような感情的混乱がなく、行方不明者を迅速に捜し出そうとすぐ動き出す

●混乱に紛れて強盗や殺人事件が起きたという声も一切聞こえてこない

●食料品の支給も我れ先にと取り乱さず弱者への譲り合いをしている

●政府の対応の遅れなどを怒ったり責任転嫁する人がいなかった

●地震国家だけに建築物の耐震設計が補強されており、津波の警報システムも迅速だった




日本人は

謙遜を美徳とする

民族性があるんですよ。

お先にどうぞ!と冷静に譲れる勤勉さというか、陰徳さかな。

徳の美学というのは日本人独特の性格なんでしょう。

改めて日本は再建されるはず!と海外が賞賛しているというのも納得です。


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2011年03月16日

SP 革命篇





映画『SP 革命篇』を観ました。

テレビシリーズ、前作の野望篇、そして革命前日とすべて観て初めて繋がりがわかるので、いきなり革命篇だけ観たらどういうストーリーかさっぱりわからないでしょうね。

フジテ(省略)というか、亀山さん商法に乗って全部観たので私はすっかり堪能させていただきました。

特に最後まで迫力あって楽しかったです。

尾形の犯行への経緯が明らかにされていきます。

国会糾弾テロはリアリティがないですが、アクションシーンは見応え十分です。

前作で消化不良だった怒りも見事に鎮めさせてもらいました。

全体的に豪華キャストでなく、劇団系の渋い俳優陣を使ってるのも面白いですけど、印象に残った格言的セリフは見当たらなかったなぁ。

どっちかというとSP同士の格闘に勝った後の石田が発した

「いやぁ、SP強いっすね。」

の一言に爆笑してしまいましたよ。

腐敗し切った政治家を守るために命を賭ける必要があるのか?というテーマなんですが、井上は「正義のために命を賭けるのがSPだ」という自負があるんでしょうね。

相変わらず岡田准一格好良かったです!


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posted by ハマスタの☆浜風 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画&エンターテイメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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