2011年04月29日

身近な組織をSWOT分析してみよう

SWOT分析.jpg

唐突なタイトルのような気もしますが、取り合えず組織論の基本を書いてみましょう。

にわか(というかやらせ?)ホワイトボードの画像も参照して下さい…。



ドラッカーブームのおかげで、プチ経営学があちこちで流行ってきた気もします。

例えば町内会とか、ローカルNPOとか、夏祭り実行委員会など小さな組織でも企画や活動が停滞した時に、状況分析をする必要があると思うんです。

前にいつかのエントリーで書いた気がしますが、事業を企画する際、成功を近づけるための情報分析法として SWOT分析 という手法があります。

目標達成に近づくための組織内部の強み(Strengths)と達成を阻害する弱み(Weaknesses)、達成をもたらしやすい環境外部の機会(Opportunities)と達成を遠のける脅威(Threats)の4つに分類し、事業や活動の方向性をまず分析してみましょう。

SWOTはある程度、それぞれの情報を整理し、組織の構成員や受益者、顧客などに説明しておくと効果的になります。

近所の農業祭りでさくらんぼの商品を販売するという企画を例に挙げてみましょう。

1、強み(S)
 地元学校の児童にさくらんぼの収穫体験を提供できる、さくらんぼ畑を広範囲に所有している、さくらんぼゼリー・さくらんぼパンなど商品化してきた工場がある、地元メディアや市民講座でPRできる、など。

2、弱み(W) 楽しいというイメージが残るだけで環境教育への効果が乏しい、祭り当日の天候で企画が左右される、内輪的な説明に終わり外部人材のコーディネート協力が難しい、冷蔵庫などを置かないと試食分が乾燥しやすい、など。

3、機会(O)
 地元自治体が農家の復興支援に力を入れ始めた、祭り会場の近くに鉄道の新駅が開設され交通アクセスがよくなった、健康食と食育ブームの到来、果物なので女性人気が見込める、など。

4、脅威(T) 単価が安いので薄利少売のリスクが高い、震災や少雨干ばつなどによる生産量減少、消費者の好き嫌いに影響されやすく来年以降の中・長期的な戦略が立てられない、隣の市で著名タレントを呼ぶイベントが同日に重なり集客が奪われそう、など。

トータル的にこの分析から考えられるのは、強みや機会(チャンス)を活かした企画となると、『さくらんぼの名産地とアピールするために電車で来場してもらって、さくらんぼを存分に味わってもらう』という事業が望ましいという結論が導き出されます。

となると、若い女性がたくさん来場してお金を落とすような企画がいいかと。

さくらんぼ狩り体験をさせながらさくらんぼの枝や種を使った工芸品を売ったり、他にもさくらんぼソフトクリームなんか出したら収益アップになるんじゃないですかね。

皆さんも自分が所属する組織や部署で簡単なSWOT分析をしてみたら面白いですよ。


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posted by ハマスタの☆浜風 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営&リーダー論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

妻の一言



某テレビ番組の影響か、恐妻とか鬼嫁という言葉が一時期流行りました。

ウチのカミさんは鬼嫁ではないですが、我が家に先日、事件が起きました。

突然、上司に呼び出されて人事異動の打診を受けたのです。

私にとっては到底受け入れられない内容でした。

私は実家が千葉でかつ長男。

にもかかわらず5年前に妻の父親の介護の事情と、育児や妻の姉たちの都合で両親のいる首都圏を遠く離れて地方に下ってきて、ようやく慣れたと思ったのに…。

まぁ、打診されたのは同じ県内での異動だったのでよかったのですが。

しかしひたすら妻の父の介護事情と、7歳と3歳の1歳の男の子3人を40過ぎた妻が弱い体を絞って育てている環境を何とか訴えて、人事を再考してもらおうと画策しました。

そこで上司から返ってきた言葉は(守秘義務があるので多少デフォルメして書きます)、

「個人の事情を言っている時代じゃないよ。

自分の都合が許されない場合もある。

都合が悪い時間は代理を立てて助けてもらえばいいから、引き受けてみなさい」(要約)と言ったものでした。(たぶんもっとお上から通達されているので断られたら困ったのでしょう)

とりあえず家族もいるので妻と相談して考えさせて下さいと言って帰宅しました。

1時間近く通勤時間が伸びる上、次の職場は土曜や日曜も仕事が詰まってくるとも言われたので家が大変だったら、もともと将来的な自立志向が強かったので思い切って退職して近所で職探しでもしようと妻に伝えたら、

「今やれることをやってみたら?

毎日帰宅が遅くなっても子どものことは気にしなくていいから。

だいたい今さら転職してもこの不況ですぐリストラされてまた職探しよ。

あなたが職探しでうろたえて家で落ち込んでいる姿なんか子どもに見せて欲しくないから。」


私がとても引き受けられないと思ったことをまさか妻が「引き受けてみたら?」と言うとは…。

同僚に伝えたら「素晴らしい奥さんじゃないですか!」って褒められましたよ。

ん? 母(妻)は強しか!?

なんかJリーグで名古屋グランパスを優勝へと導いたストイコビッチ監督の妻・スネジャナ夫人の夫への言葉を思い出しましたよ。

「このままじゃ恥ずかしくて国に帰れないわよ!

まさか1度も優勝しないで日本を去る気じゃないでしょうね。

監督になったんだから1度くらい優勝しなさい!」


あのピクシーでも妻の叱責で優勝できたとも言われてますからね。

改めて夫婦というのは持ちつ持たれつだと思いました。

いつも自分を陰で支えようとしている妻に感謝です。

くれぐれも私は恐妻家ではありませんけど…。 ゙(。_。*)))


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2011年04月16日

国民に信を問える状態にない

一瞬の大震災がたくさんの命を奪ってしまう悲劇…。

しかしその中で、世界のあちこちでは絶えず新しい命も生まれています。

赤ちゃんの時から私たちは無限の可能性を秘めて生まれてくるのです。

インドの思想家・ラビンドラナート・タゴールの言葉です。

すべての嬰児は、神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生れて来る。

個性とは他人と違うところを見つけようとすることではありません。

自分のこういう部分が好きとか、これを打ち込んでいる時が充実感があるとか、「私」が今していることは私ならではの行動(および成果)なんだと個性探しをしてみたいですね。

今、多くの国民が被災からの復興や安全確保のために打っている政策に不満を持っているのではないでしょうか。

菅さんだって野党に炊きつかれても国民に信を問うべき!なんて言えないでしょう。

間違いなく解散したら選挙で勝てないのはわかってますから。

逆に震災復興へ一丸となる時に、政権がコロコロ変わったら国民が混乱するとか言い訳しそうです。

だから国民へ信を問えない!というか今の震災で落胆している状況を立て直すまでは政権を投げ出さないぞとか意固地になりそうです。

もうほとんどの人が民主党に政権担当能力がないことをわかっています。



震災復興の財源確保へ復興債を発行するとかしないとか、これくらいでは信頼回復は難しいですよね。

まぁ、国民もこんな大変な時期に政乱が起きても困るでしょうから、政権延命できて何よりです…。


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2011年04月12日

プロ野球開幕

いよいよプロ野球開幕です。

例年のようないざ出陣!的な高揚感がないのは、明らかに震災で開幕延期騒動が起きたからでしょう。

ナベツネさんをはじめとする巨人首脳陣の発言がいつもスケープゴートにされますよね。

滝鼻オーナーが「開幕はお上が決めることじゃない」と発言したことでまたも巨人だけヒール扱いです。

今回の騒動で違和感を感じたのは世間が「今は野球をやっているどころではない」という反応を広げていったことです。

高校野球は普通に開催しましたよね。

収益や雇用の関係で夜の酒場やパチンコ屋は操業を続けましたよね。

他のプロスポーツはリーグ戦中断の決断が遅れてもお咎めなしで、なぜプロ野球だけ「それどころじゃない」なんでしょう?

なんか感情論でマスコミが誘導してしまった印象もあり、強行派と延期派の気持ちが落ち着く落とし所で12日開催に決まったわけなんです。

今回の騒動にはアメリカのスポーツジャーナリストも疑問を呈した人が多かったです。

なぜかというとあの9・11テロの時はメジャーリーグも一時休止にしたのだけれど、多くの客が一カ所に集まると再びテロの標的にされやすいという理由で中断したんです。

そしてすぐに再開しました。

メジャーリーグの選手会が一致団結したんです。

「アメリカは絶対にテロの脅威に屈しない」「国を元気づけるために頑張ろう」「こんな時だから野球を観て、辛いことを忘れてほしい」と選手みんなが奮起したのですよ。

日本は逆に『節電』という主目的が外れて、「こんな時にプロ野球始めるタイミングじゃないでしょう、不謹慎じゃないか」と被災者心理が優先されたのです。

アメリカ人にとってプロスポーツは生活の一部であり、完全な文化なのです。

だから開幕延期の是非は別として、日本のプロ野球もデーゲーム開催が続くと注目度が低いでしょうけど、選手は「日本を勇気づけたい」という気持ちで頑張ってほしいですね。



たまたまスポーツ紙のサイトをハシゴ読みしていて見つけたのですが、開幕直前に必勝祈願をした時の横浜ベイスターズ加地隆雄球団社長のコメントを載せておきます。

「大震災の収束が見えない中、われわれは日本で一番勇気と感動を与えられるプロ野球に携わっているから、プレーで元気を与えましょう。

どん底から這い上がる姿を全国に届けましょう!」


楽天が勝ち上がったら東北人たちに勇気を与えられますが、近年すっかり存在感の薄いベイスターズが這い上がったら国民に勇気を与えられますかね。

社長自身が自虐的だったりして…。

ベイファンの私としては本気で3位以内に入ったら勇気をもらえそうですよ。 (ノД`)

選手たちも不謹慎だとか自粛だとか被災者感情じゃなくて、一生懸命球場をお客さんで満杯にして、たくさん稼いでたくさん義援金を被災地に送ったらいいんですよ。

今季は特にイーグルスとベイスターズに頑張ってほしいなぁ。  


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posted by ハマスタの☆浜風 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

名画に学ぶ人心掌握術

最近映画のエントリーが多くなってきました。 (~▽~@)

特によく観ているわけじゃないのですが、映画の中に学び取れる社会学があるんですよ。

キャプテンシーだとかチームワークを描いた映画なんか好んで観ます。



まず紹介するのが、『風が強く吹いている』

2年くらい前の作品なんですが、別に爽快な組織論を描いた社会派ドラマじゃありません…。

大学の弱小駅伝部を描いた単純なスポーツ青春映画なんです。

ただ純粋に走ることが楽しい、勝ちたい! といった前向きな純粋さが周りを引きつけていくんですよね。

主人公たち主力メンバーのやり取りでこういうセリフが出てきます。

「長距離選手に対する、一番の褒め言葉って俺は『強い』だと思う。

『速い』だけじゃダメだ、そんなのは虚しい。」


随分と余韻の残るシーンなんです。

林遣都くん格好いい!!(小出くんもいいですけど)

自ら夢中になることで周りを引っ張る。

それを行き詰まらせた時にどんな言葉で応援したら立ち直るか。

難しく考えずに楽しめる作品というか、陸上競技を描いた映画の王道でしょう。



続いて、『コーチ・カーター』

これは名作ですよね。

アメリカの荒廃する高校バスケ部に赴任したコーチが、厳しい規律を課して部を再建するストーリーです。

コーチはバスケットボールを人生教育の一環として教えようとするので、社会のルールを守る大切さを身をもって示そうとします。

『風が強く〜』に比べると、部員や父兄や教員を説得に回って理解を得ようとする苦悩がメインに描かれています。

ここらが人心掌握述のポイントなんですよ。

傷ついて帰ってきた部員をギュッと抱きしめたり、自分が一身に責任を負うからついてきてほしい!!というコーチの情熱が部員の心を動かしていくのです。



最後にどうしても紹介しておきたいのが、『プライベート・ライアン』

トム・ハンクスも本当にいい味出してます。

大戦下の激戦で1小隊に、行方不明になった下等兵の救出指令が下ります。

1人を探すために8人が命を懸けて戦火の中を突き進むのですよ。

身をもって教えるどころか、まさにチームが様々な試練に遭っていきます。

大尉の命令を守らなかった部下が撃たれてしまったり、命懸けのシーンの連続なんです。

最後に大尉が死ぬ直前、救出した兵に向かって一言語ります。

「(俺の犠牲を)ムダにするな、しっかり生きろ!」

大尉のキャプテンシーに学ばされるセリフも多いのですが、その兵が老人になった時、

「あなたがして下さったこと、私がそれに報いていたら幸せです。」

と当時を回想して大尉に感謝の意を語るんです。

チームをまとめるその人心掌握の術が、いかに技法でなく魂を訴える熱意なのかわからせてくれるような、非常に奥の深い作品なんです。 (*´Д`)ノ~~☆


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posted by ハマスタの☆浜風 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画&エンターテイメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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