今さらですけど、ウチの職場でも最近NLPを学ぼう!みたいなブームが押し寄せてきています…。
まさに今さら感アリアリ。
顧客満足度を上げるノウハウとは別個に?? 人材を教育したり、顧客本人をカウンセリングしたりするコミュニケーションツールとして有効に活用したいのでしょうか。
これって会社が誰をどうしたいのか、というマーケット(プログラム適用の対象)の方向が定まっていないとビジネスに活かすも殺すも難しいプログラムだと思うんですよね。
ただでさえウチの職場はブームに乗っかるのが遅い…。
ザ・シークレットの時も、成功の9ステップの時も日本上陸から1年くらい経って上司が、
「今これがビジネス界で流行っているんだって!!」
「いや、もう他の会社はとっくに研究していると思いますが…」
「えっ、聞いたことないよ! そんなに有名な本なの??」
なんてアタフタしたシーンが記憶に焼き付いています。
で、その肝心なNLPですが、正しくはNeuro-Linguistic Programmingと言うそうで、訳せば『神経言語プログラミング』ということになるみたいです。
NLP自体は色んな手法で活用されているのですが、ある人に悩みや課題があった場合、どんなアプローチで過去の悪い記憶を消してあげ、その悩みの解決に踏み出させてあげるか。
そんな心理治療を目指しているコミュニケーション技法のように感じます。
以前高額な自己啓発セミナーが批判されたように、ビジネスでNLPを使って儲けようとする企業にも批判の目は向けられています。
ただ、入門書などを読む限りでは、ユーザーが正しく理論を覚え込み、効果的な実践トレーニングをして他人とのコミュニケーションに役立てれば、あながち変なプログラムじゃないのかなぁと思います。
NLPの批判の矛先はまず「科学的・医学的根拠に乏しいこと」。
そして「既存の心理学で言われてきた理論の焼き直しで、新出のプログラムではない」といったものです。
実際に理解した範疇では、私はコーチング理論でもNLPでも、実践を重ねて対話やティーチングを繰り返さないとモノにならないものだという感触ですね。
そこいらはハーバード大学なんかで研究され尽くした肯定心理学に通じるものがあると思います。
一つの出来事に遭遇した時に、それをポジティブな思考で乗り切るか、ネガティブな発想でやる気を失うか。
これって、言葉の使い方や話の投げかけ方次第でどうにでも治療していけるものらしいですよ。
リーダーがいかに部下にやる気を出させるか、もしくは夫婦仲や親子仲の悪い家族をいかに円満に納めてあげるか、といった多方面に活用できる可能性があるんじゃないのかな。
上出のリンクした本たちはあくまでNLPを理解する上で一助になるような著作に過ぎませんけど、私もまだ学び始めて(あくまで独学ですが)間もないので、難しいのよりも初心者にもわかりやすい本を選んで取り組んでみましょう。
ホイホイっと…。
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