今までの職場の中で、人を大切にしていない組織だなぁ…と感じた経験も多いので、ならば自分は他人を大切にしてあげたいといつも思って仕事しています。
もちろんいい加減な勤務態度の部下が無責任な仕事の対応をしていたら、そりゃ怒る時は怒りますけどね。 (`⌒´)!!
あの幕末の志士・西郷隆盛も『遺訓』
「何ほど制度・方法を論ずるとも、その人に非(あら)ざれば行われがたし。
人ありて後、方法の行わるるものなれば、人は第一の宝にして、己れその人に成るの心がけ肝要なり。」
そう、人は第一の宝なんですよ。
どんなに制度や方法を論議しても、それを行う人材が立派で有能じゃなければうまくいかないでしょう。
人間こそ第一の宝であって、自分がそういう人から有り難がられる(重宝される?)立派な人物になるよう心がけるのが大事だと西郷も諭していたんです。
私が昔から事業に興味を持っていた企業にリンクアンドモチベーションというコンサルタント会社があります。
従業員のモチベーションコントロールをマネジメントした先駆けの会社です。
そこの社長・小笹芳央氏の著作が上出リンクの本です。
この本には、
ルールをマネジメントする
という面白いことが書かれています。
組織が硬直する、事業が非効率化していく、その問題のさまざまな原因は職場のルールが曖昧になっているということなんです。
だから人を大事にしていないと部下のモチベーションは高まらないのですが、その事業が発展するためのルールがはっきりしているか、そのルールが守られているかってとても重要なんですよ。
グループでプロジェクトに取り組んでいると、いったいその作業は誰の責任なのか曖昧になってませんか?
成果が上がらない、作業が滞る…など、一つ一つの行動に責任の所在を明確にして「これは誰の役割分担か」を与えてあげると部下もやるべき責任範囲が明確になるからモチベーションが定まるんです。
部下のやる気を引き出すルールのマネジメントは上司の責任だということがこの本を読むとよくわかりますよ。
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マネジメントを担っている人、そうでない人にとっても勉強になりますよね。
ちなみに、リンクアンドモチベーションが主催しているイベントでこんなの見つけました。
http://www.i-company.net/event/event_20100619.html
コメントありがとうございます。いろんな職場で働いている若い社員からヒヤリングする機会もあるのですが、大概は上司や社長にこの「ルール」という概念が希薄だったりすると、指示や命令に一貫性がないため部下が不満を抱えるんですよね。組織の活性化という点では小笹さんの本は参考になるものが多いです。