2010年09月22日

君ならできる



シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲ったQちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出義雄監督。

彼のコーチング術は、才能を見抜いて褒めて育てるという点で現代教育のお手本のように語り継がれてますよね。

私はメダル獲得後の競技場でのインタビューで、Qちゃんが「すごく楽しい42キロでした〜!」と満面の笑みで答えていたのが忘れられません。

小出監督はいくつかの自著の中でQちゃんの強さの秘密は「素直さ」だと語っています。

彼女の場合は走ることが本当に大好きで、強くなりたいという一心があって、陸上競技そのものに関してはあまり詳しく知らなかった。

だからスポーツの才能があっても練習姿勢が自分なりだったり、どこかで妥協心があったり、コーチに心を閉ざしていると強くなれないのですが、彼女は走ることが楽しくて仕方ないので、コーチや監督がどんな厳しい指導をしても、何でも「はい、はい」と言って何も疑わずにトレーニングに従ってきたというのです。

Qちゃんは学生時代の記録もたいしたことなく、入部してその走りを初めて見た時も、今まで褒められたことがないというフォームを監督は無理に直そうとはしなかったそうです。

そのひたむきな練習姿勢を見て小出監督はこう褒めたんです。

「筋力がアップし、走り込んでいけば必ず強くなるからな」と。

早くから彼女の性格を見抜いて、励ましたり褒めたりすることに終始しました。

五輪後の監督の名言に以下のものがあります。

私の教え方は、夢と希望を持たせることです。

「勝てるよ、世界一になれるよ、お前なら絶対出来る!」と毎日誠心誠意言い聞かせると、心が通じて人間の脳は、「なるほどな!」となるわけです。


ここまで来ると脳科学の世界に通じるかも知れません。

私たちは日常のビジネス社会でいかに部下を有能に育てようかと苦心しますが、時にその本質を誤って「指示に従わせよう」としてしまっています。

仕事の成果に反省を求めるばかりでは部下もやる気を失ってしまいます。

部下の性格や能力のどこがいいのか、その長所を極力褒めてあげたいですよね。

欠点に関しては無視、むしろ長所に関しては褒めて伸ばす。

これってどんなリーダーでもなかなかできるものじゃありませんよ。

昔いた職場でもお説教調で怒鳴り散らす上司がいたので、アフター5はみんな上司の悪口自慢で盛り上がりました…。

当時の職場全体の業績ももちろん不調でしたね。 o(>w<)o

やっぱり「君もいいところあるじゃないか」とか、「君の力は役立っているよ」、「君ならきっとできるよ」という充足感を与えてあげないと、人間のやる気って育ちませんよ。


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posted by ハマスタの☆浜風 at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営&リーダー論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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