2010年09月24日

これからの「正義」の話をしよう

イチロー選手、メジャーリーグで10年連続200本安打達成おめでとうございます!

まさに日本の国民的英雄の快挙です(マリナーズはあいかわらず弱いですが…)。

早速、愛知県豊山町の自宅前でチチローこと父・鈴木宣之氏が息子の偉業に対してこうコメントしていました。

「自分はイチローを天才と思ったことはない。

コツコツと努力を積み上げた結果だと思う。」




父親の育て方がよかったとかそういう思いはほとんどなく、本人が地道に努力して才能を伸ばしたということなんでしょうけど。

混迷するビジネス社会を生き抜くにあたって、スポーツアスリートの成功証言は時に参考になるものが多いものです。

今日はイチローフィーバーに国民が浸ってもいいんじゃないですかね。

ところで今、政治哲学モノのジャンルでものすごく売れている本があります。

上出リンクのハーバード大マイケル・サンデル教授の本です。

Justiceという原題と邦題が違い過ぎてかなり違和感を感じますが、日本でももう40万部売れているんですね。

哲学という領域は観念の世界から抜け出ないと思われがちですが、彼の大学授業ではあくまで「生きた実践的哲学」を扱うことをモットーにしているんです。

金融恐慌だって失業増加だって戦後補償問題だって、「何が正義なのか」というフィルターを絞っていけば自ずと社会の進むべき方向が見えてくるはずだと主張しています。

政権交代や不況による資本主義の不安定さが日本人の心に影を落としますよね。

だからその場を乗り切るハウツー本じゃなくて、その根源にあたる哲学に関心が集まっているのもわかるような気がします。

本著に関する各新聞の書評は賛否分かれました。

あの首都大学東京・宮台眞司教授が大絶賛しているからというのもあるんでしょうが…。

読み方次第では、「所詮、正義とか自由とか平和などは個人個人でどうとらえるかに過ぎないもの」と冷ややかに見えてしまいそうです。

しかしこの本が面白いのは、読者にどう考えさせるかというアプローチに幅が利いているのですよ。

なぜ過去の哲学者が間違いを説いたのかそれをただ批判するんじゃなくて、公的領域(地域社会や職場など)へ政治・宗教的信条を持ち込むべきかの是非について、リベラル派とコミュニタリアンそれぞれの立場から考証しているんです。

彼の言葉を借りれば、哲学は、机上の空論では断じてない ということです。

学者の哲学書というと難しいと思われがちですが、意外や面白かったです。

もちろん何度も繰り返し読み返さないとサンデル教授の伝えたかった真意がわからない箇所も多いですけどね。

混迷の時代だからこそこういう本が売れるんでしょう。


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posted by ハマスタの☆浜風 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 人・ことば・サクセスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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