映画『ゴースト 〜もういちど抱きしめたい〜』観てきました。
以下、【ネタばれ注意!】です。
率直な感想は、リメイクだとオリジナルにはかないませんねぇ… ってとこかな。
前作に忠実に展開させてひねりがなさ過ぎかな。
しかもBGMまで一緒。
ろくろ回すシーンも一緒…。
松嶋菜々子のゴーストはぎこちないというか、女社長に見えません…。
キャリアウーマンがあんなに脇が甘く簡単に恋には落ちないと思うので、2人の出会いから死ぬまでがリアリティ薄かったです。
ソン・スンホンは兵役後、年は取ったけどあいかわらず童顔ですね。
少しずつ渋く演技もうまくなってきました(欲と言うともうちょっと日本語を上手に練習してほしかった)。
韓流ファンのおばちゃんを取り込みたかったのでしょう。
やっぱりパトリック・スウェイジがよかったので比較しちゃ悪いですね。
ストーリーもほぼ同じにしちゃいましたから。
樹木希林はさすがの怪演でした。
まぁ、日テレ制作なので日本アカデミー賞に樹木も松嶋もソンも絡ませて外国人で主演男優賞なるか?と話題性には事欠かかせないために作ったのかな。
ラブストーリーとして感動が薄かったのは、ストーリーにほぼアレンジがなかったからでしょう。
あと制作コストをかなり削ったんでしょうね。
主要な3人以外は脇役に豪華俳優はほとんどいません。
ゴーストの七海がヒールの音を鳴らして歩いてます。
あんなのハリウッドだったら音を消すコストくらいケチらないでしょう。
前作の若い2人じゃなく、今回はかなりアラサーからアラフォーに近い2人なのでときめく世界観が弱いです。
でも裏を返せば男女逆の設定にして、リメイクの斬新さは残したかったんでしょうね。
オリジナルを知らない世代ならまずまず泣けたでしょう。
20年前を知っているオールドファンならちょっと拍子抜けかな。
ただ平井堅のエンディングソング『アイシテル』
少しはあれでストーリーの余韻に浸れたかな。
この映画の主題は、地上界と霊界は繋がっているということです。
愛し合っていれば繋がっているんですよ。
それをもうちょっと上手に伝えられる演出に期待したんですが、それでもまずまずの内容でしょうか。
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