ソフトバンクの孫正義社長が震災の復興のために100億円の寄付を発表して話題となりましたね。
以後の役員報酬もずっと寄付し続けるそうです。
日本人はなんかこういうニュースが流れるとすぐ「売名行為じゃないか」と批判が先行しますよね…。
でも会社として10億円の寄付というレベルじゃなく、個人で100億円というのは凄いと思います。
欧米の資産家や富豪は儲けたお金を社会に還元しようと慈善事業に投資するのが当然という風土があります。
日本と違って寄付の文化が定着しているのです。
キリスト教の信仰がありますから、やはり自分1人の力で儲けたとは思っていないんですよ。
神様のおかげ、家族のおかげ、社員のおかげ、お客さんのおかげ。
だから儲けたモノの一部はきちんと社会に還元してあげるのが自然の流れなんだ、と。
富者の万灯より貧者の一灯 という言葉があります。
大昔の話だと思うのですが、お金持ちの人が1万個の灯りをつけて客を迎えても次の日の食事に困ることはありません。
でも貧困な人が1つの灯りをつけて客を迎えると、灯油を買うために次の日の食事を食べられないかも知れません。
だから1万個の灯りをつけているほうが素晴らしいのではなく、見かけよりも実質的な価値や貢献度を見極めようという諺なんです。
孫さんは有価運用という理念がわかっているというか、財産を投資すれば会社の評価も上がり、株価が高騰すれば自分の利益も増える。
還元すれば回り巡って周りも幸せになれるし、自分も幸せになれるということが理解できているんですよ。
犠牲になって自分が苦しんでも、いつか自分に良い報いが返ってくるはずだという考えなんです。
アメリカの資産家も同じように寄付は惜しみませんよね。
ある種のWin-Winの法則といった感じでしょうか。
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