ブログを更新する体力も残っていませんでした。
小学校の現役の先生が書いた本を紹介します。
パソコンや携帯ゲーム全盛の中で、子どもに辞書や辞典で調べさせる良さを主張している本です。
電卓で計算したら自分で計算する能力を育てられません。
ゲーム感覚で調べごとをしようという主旨ではなく、自分で探すことが面白いと感じさせるのがポイントなのです。
この『なぜ辞書を引かせると子どもは伸びるのか』という本ですが、例えば地図帳で東京の地理を調べてみるとか、図鑑で蝶を調べてみるとか、子どもの好奇心を引き出す勉強法の具体例が示されているんです。
なるほどな!と思った事例を1点抜粋してみます。
なぜ、『大きなかぶ』や『スイミー』が小学校の国語教材に用いられているのでしょうか?
という問いかけがあります。
要約して書くと、日本の国語の教科書には作品ごとに「小さな者の力を侮ってはいけない」「団結すると大きな力を発揮する」といった主題が隠されているんです。
子どもたちが読むことで倫理や道徳の教育に繋がるという効果を強調しています。
日本国家(というか文科省?)による、日本人としてのアイデンティティ形成の思惑が込められているそうです。
この作者は小学1年生からどんどん辞書に慣れさせるべきと言っています。
斎藤孝さんのような教養主義者が読んだら絶賛する内容なんだろうなぁ。
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